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自己成長のための心理学         ~ ③自立(生まれ変わり) ~

自立のステージであるデッドゾーンでの最終段階では、一人で頑張ってプレッシャーや義務と役割、失敗感や倦怠感を感じたり、まるで偽物のような、無感覚などを感じてしまいます。

自立のステージについてはこちらも → ②自立

今の自立のやり方に、限界がきたというメッセージです。

一人で頑張る自立的な生き方が頭打ちになり、次の生き方が求められているからです。

デッドゾーンのステージは、生まれ変わりのステージでもあります。

一人で問題を背負う、たった一人で戦う、ひとりぼっちの生き方から、助け合い、誰かと一緒にやっていく共に生きていくやり方に変えていくのです。

しかし、デッドゾーンのステージにたどり着くくらい、がんばって自立してきた人にとっては、誰かに聞く、頼る、ということに抵抗感が出るかも知れません。

エゴ(自分の意志)が『一人で頑張るのをやめるとダメになってしまうのでは?』とか、

『誰かに頼ると拒絶されて傷つくかも知れないぞ!』

『自立を手放すと人に依存をして奴隷のような生き方になってしまうぞ』

などと、思いがめぐります。

エゴのささやく声は巧妙でもっともらしく聞こえるので、ついついエゴの声に耳を傾けてしまうのですが、デッドゾーンを抜け出すためにはエゴの声を振り払うことが必要です。

このエゴの声を振り払うために、『もう一人で頑張る生き方を手放すんだ』

『今のやり方だと今の状態のままなんだから、今のやり方を変えよう』

など、今までのやり方を変えていくコミットメント(約束)をすることです。

一人で考えていると、ついついエゴがささやく心の声に、はまりやすいようです。

なので、デッドゾーンから抜けようとするときは、誰かとおしゃべりするといいでしょう。

誰かに話すこと自体が、一人で頑張るパターンを変えることに繋がっています。

夢の相互依存のステージまで行き着きたいですよね。

いったい何が、邪魔をしているのでしょうか?

何かをあきらめようとするとき、私たちは怒りを使ってその欲求を抑え込もうとします。

感情のパターンを知るには、子供たちの行動を見るとわかりやすいです。

彼らは、感情のおもむくままに身体全体で表現してくれていますからcoldsweats01

子供がおもちゃ売り場で『ママ~!このおもちゃ買ってぇ~!ねぇ、買ってよぉ~!』

ママは『ダメよ、この前も買ったでしょ?』と優しくさとします。

でも、子供も引きさがりません。

『ヤダぁ~!!!欲しいんだもん。買ってぇ~!!』

ママは『いつも欲しいものを買えるわけじゃないの、また今度にしましょうね…』

と、爆発寸前の感情を抑えた言い方。

『買ってくれなきゃイヤだぁ!!』

と子供はさらにエスカレートimpact

ここまで来るとママも堪忍袋の緒が切れます。

『ダメったらダメ!わがままもいい加減にしなさい!』

と抑え込みに入ります。

すると、その子供は大声で泣き叫ぶか、『じゃ、いらない!』ってプンプン怒ってその場から逃げだします。

欲しいものをあきらめる → 怒りを使って封じ込める

これは大人になっても同じことが起きます。

何度言っても洗濯ものを脱ぎ散らかすご主人に対して

『もう、イヤッ、あの人には何を言っても無駄なんだから…』とあきらめの奥様。

そこに至るまでには、何とかご主人を変えようと頑張ってきたのかも知れません。

でも、もういいわ… と怒ることに疲れてしまった時に『諦め』が出てきます。

怒りは『感情のフタ』と言われますが、怒りを通り越してあきらめてしまうことは、感情を殺すことに繋がってしまいます。

誰も、好き好んで怒りを感じたくありませんから、諦めてしまっていることに関しては、できるだけ無関心を装うとするんです。

たとえば、『結婚なんて無理』と諦めてしまったとしたら、『結婚』というジャンルからは出来るだけ遠ざかろうとします。

表面上、興味のないふりをしてしまうのです。

でも、怒りが無くなったわけではないので、友人から“結婚しました”と葉書が届いた瞬間に、ザワザワと胸がざわめいてしまいます。

抑えていた怒りがひょっこりと顔を出して自分が諦めていたものを手に入れた友人の葉書をビリビリと破ってしまいたい衝動に駆られたりします。

そこで自立心の強い人の場合は強がって、その怒りを抑圧します。

『結婚だけが人生じゃないわ、わざわざ苦しむ必要なんてないじゃない?』

依存的なタイプならば、きっと愚痴や、恨み、嫉妬の感情が出てくるでしょう。

『きっと、長く続かないわよ、幸せになんかなれないわ』

そして、一生懸命、より強く感情を抑圧し、デッドゾーンの深みにはまっていくのです。

諦めが多くなっていくと、無気力にもなっていきます。

諦めたものを見ないようにする、感じないようにすると、ネガティブなものだけでなく、嬉しい、楽しい、弾んだ気持ちといったポジティブな感情をも感じられなくなっていしまうからです。

将来に対して希望を持てなくなることも多いです。

『諦める』くらいのものって、本当は『すごく欲しかったもの』ではありませんか?

どうでもいいものだったら、わざわざ諦めるんじゃなくて最初から『興味ない』ことですよね。

だから、何かを諦めてしまうことは、自分にとっての希望の光を自分で消してしまうことになるのです。

『何も楽しいことなんてない…』

と感じているとき、あなたは何かを諦めてしまっているのかも知れませんねconfident

諦めてしまうと希望が見出せず、達成感を感じることが出来ず、いつも不足感になってつまらなかったり、絶望感で悲しくなり、心がシーンとなってしまうような感じですね。

今まで、頑張って、頑張って、自立しようとした時代、すごく欲しかったから頑張ったのに、それが上手くいかずに、いよいよ力尽きて、『もう、諦めよう』とネガティブな選択をしてしまうのです。

似ている言葉に『手放し』があります。

この“手放し”と“諦め”は卒業中退ほどの違いがあります。

学ぶべきことをきちんと学び、卒業することを“手放し”といい

学ぶべきことを途中で投げ出してしまうことを“諦め”と言えるからです。

すでに諦めてしまっている領域と向き合おうとするのは、そこへ至る経緯や今の無気力さが邪魔をしてなかなかすぐにできるものではありません。

面倒くさい… 意味がないことだよ… 無駄無駄…

そんな無気力な言葉のオンパレードが聞こえてきます。

要するに、とても嫌なんです…。

でも、自分を変えていく時、あるいは、今のパートナーとの関係性を変えていくには、この領域を突き抜けていく必要がある場合が多くあります。

『今度もうまく行かなかったら?』という恐れもあるし、

『じゃあ、私が間違っていたということなの?』と自分を否定されたように感じることもあるかも知れません。

そのような気持ちは、当然のことなのです。

いま、それを感じるならば、そこからがスタートになります。

もう、その時点で、問題と向き合い始めているのです。

今感じるひとつひとつの気持ちを受け止めていくことが、感情と向き合うこと。

素直に感情を感じているうちに、やがて違う感情に変化していくでしょう。

諦めに至る、絶望を感じる仕組みはあなたの考え方や価値観から来ています。

諦めの原因が自分の中にあることを知り、それを理解し、変えていくことでいつの間にか絶望の中に一筋の光明が見えてきます。

諦めてしまっている領域に光を当てるとういうことは、未開の大地を切り開く様子に似ています。

あらゆる可能性が、絶望の中に眠っているのです。

特に遠い昔に諦めてしまったものを取り戻していくプロセスでは、その人の持つ才能や魅力が次々と開花されていきます。

『もう恋なんてしない』と諦めてしまった方が、もう一度『素敵な恋をしたい』とチャレンジするのは勇気が要るかも知れません。

その時、過去の失恋の痛みや苦しかった頃の自分を振り返ったりすることで、新しく学べることがたくさん出てきます。

誤解だったことも分かったり、眠っていた魅力に気付き始めることもあります。

まるで、自分が新しく生まれ変わったような実感を持つのです。

それが希望になり、良い方向に向かう予感を抱かせてくれます。

あなたが故意に見ないようにしているものはありませんか?

実は、あなたがもっとも輝く場所はそこにあるかも知れませんよshine

なごみでしたclover

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